written by @satomy_su3
1.アプリ概要
少し毛色の違うアプリのご紹介です。これは、1945年8月6日に広島に落とされた原子爆弾、その被害の実相をARやgoogle Map, google Earthを使って表現したアプリです。現在PC用ウェブサイト、Google Earth、iPhone/IPadアプリで提供されています。
ここに掲載されているデータは、広島平和記念資料館、各被爆者の会、広島女学院同窓会など様々なところから提供され、その形式は、画像、地図、体験談、航空写真、立体地形、建築物モデルなど様々です。1945年当時の様子と2010年の様子を比較しながら、俯瞰的に原子力爆弾、ヒロシマ、被爆者、といった様々な観点の実相を捉えるきっかけを与えてくれます。
原爆ドームを1945年当時と2010年で比較 |
また、このアプリ(企画)は、"Nagasaki Archive"の派生プロジェクトです。"Nagasaki Archive"とは、2010年に「第14回 文化庁メディア芸術祭 審査委員会推薦作品」「Yahoo!Japanインターネットクリエイティブアワード特別賞(Creative Hack賞)」を獲得した、ナガサキに投下された原爆とその被害の様子を、残されたデータとウェブ技術を用いて、アーカイブ化したものです。この一連のプロジェクトの中には、いくつも制作物があり、興味を惹くアプリもあるかもしれません。
2.アプリのポイント
・現地へ行けばARで1945年と2010年を比較できるという点
・被害、被曝、体験談などのデータは地図とレイヤ分けされており、原爆投下位置をユーザの現在位置に置き換えて表示させることができます。これによって、「もし私が今いるこの場所に原爆が投下されていたら・・・」という想像をしやすくなります。
3.アプリページ
http://itunes.apple.com/app/hiroshimarchive-hd/id486383919?mt=8http://hiroshima.mapping.jp/
4.類似アプリ
東日本大震災アーカイブ http://itunes.apple.com/ja/app/earthquake-311/id486060583?ls=1&mt=8祇園祭2011 http://itunes.apple.com/jp/app/id447994584?mt=8
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